あなたは

誰が来ても

だいじょうぶ

でしょう?

わたしは

誰が来ても

こわい

めんどうくさい

ものだから

ドアというドアを

ぴしゃり、と閉めて

エアコンをがんがんかけて

窓から

とおくの

うす青い空を眺めている

-今は、秋、かしら。

あなたは

誰が来ても

堂々としている

あたしはここで

エンピツをかじり

かちり。

空にとんぼが飛んでいる

こんな空

もういくつになったのだろう、